みみだん!ぷらす 別館(2021.7.11)

2021年7月11日

第4回 テーマ「『我は、おばさん』を読んで」

毎月第2日曜日「Style og my morning」内で”みみだん!ぷらす”のコーナーをお届けしている、ひらのんです。

今週は、岡田育・著『我は、おばさん』というエッセイを読んで感じたこと、今お届けしたい曲をお送りしました。

少女でもなく、老婆でもない、女性の中年期を表す「おばさん」という呼称は、いつしかマイナスの意味合いを持ってしまったけど

ここで、文学・映画・舞台に登場する「おばさん」の登場人物が担う役割を通して検証・再定義しよう、というエッセイ。

私も、自分にたくさんのもの(物理的なことではなく、考え方、趣味、生きる術)を与えてくれた「おばさん」を何人か思い出しました。

そのうちのお一人は、子どものころに人生を全く変える贈り物をいただいて、ずーっと感謝していて、

後に「そんなことしたかな?そのときのこと、あんまり覚えて無くて。」と言われたときに、びっくりしたことがありました。私の人生が一変したのに?

その理由は、見返りを求めない贈り物だったからなんだ…!と、このエッセイを読んで腑に落ちたのでした。

とすれば、これからやってくる長い「おばさん」と呼ばれる時期、胸を張って、時にお節介でも「おばさんに言ってみな~」と、見返り求めず下の世代に手を差し伸べる人になりたい。

年齢を重ねることが楽しみになります。

あらゆる女性、そしてぜひ男性にも!おすすめしたいエッセイです。

が!思い入れのあるテーマだと!オタク特有の早口が発揮されてしまう。私の悪い癖。伝えたいことの半分も伝わらなかったのでは。反省…。

今週の選曲。

■福山雅治「元気を出して」

友達の失恋をなぐさめる歌も、男性が歌ったり、今の薬師丸ひろ子さんが歌うと、人生の先輩が若い女の子を励ましているように聞こえることを発見。

■森高千里「私がオバさんになっても」

リリースから30年近くたっても、歌番組できらっきらしたご本人が「ミニスカート」で「若い子に負け」ない姿で歌うのを拝見するたび、これも最強の年齢の重ね方だ…と思う。この曲の主人公が無理だと思っていた未来を変えている感じ。

それでは、また8月の第2日曜日にお会いしましょう。

放送日 毎月第2日曜日 「Style og my morning」内 AM10:30頃放送


[There are no radio stations in the database]