『月曜日まで開催! おすすめイベントの紹介』30分限定ラジオ観光大使
2025年4月5日
次の旅行のご予定はお決まりですか?
30分限定ラジオ観光大使パーソナリティの田邉邦昭です。
SL冬の湿原号特集でご紹介した、手作りクレヨン工房 Tuna-Kai(トナカイ)や、これまで番組で取り上げてきたジャメヴュクイール、小西木材が、4月7日(月)まで大丸札幌店の催事「日本のものあわせ」に出店しています。


手作りクレヨン工房 Tuna-Kaiは、標茶町の塘路駅前に店舗を構える工房で、化学物質過敏症の方でも使えるようにとの配慮で、植物や土などの自然素材からの色を蜜蝋に混ぜた、化学系・石油系のものは一切使っていない水性クレヨンを軸に、手作りの絵の具やインクなどを販売しています。

クレヨンのラベル紙の色が白いものは新製品。

標茶町内にあったモール温泉、富士温泉(昨年8月に閉業)の温泉水を使用したインクとクレヨンの製作を始めており、クレヨンは同じ顔料を用いたものでもより落ち着いた色合いが出るのが特徴です。

限定1点のみですが手作りの木箱に温泉水で作ったクレヨンをセットにした「蝶の木箱クレヨンセット」も販売しています。
一般的なクレヨンや絵の具との色合いの違いは色見本を見たり、クレヨンは試し描きもできます。

また、タイミングが良ければ手作り絵の具をクルミの殻に充填する作業を見る事ができます。


ジャメヴュクイールは滝川市にある手縫いの革製品のお店で、極力北海道産の革を使用したこだわりのお店。(一部国産の商品もあります)

牛革やピッグスエード(豚革)だけでなく、エゾシカ革の製品も手掛けています。
エゾシカ革はしなやかで軽く丈夫で、牛や豚のように家畜ではない為、野生で生きてきた証とも言える傷があるものが多い事からワイルドレザーの味として人気を博しています。
また、ジャメヴュクイールでは伊達市の藍染工房直伝の技術で藍染にした革で製作した鞄や眼鏡ケース、札入れ、印鑑ケースなどもあります。


以前から人気の商品に折り紙ならぬ「折り革」で製作した折り鶴のピアスをはじめとしたアクセサリーがありましたが、最新作は革ベルトのミニチュアとも言える「ベルトRing」。
金具部分は真鍮線から手作りしており、職人技が光るアイテムです。

小西木材は千歳市で親子三代にわたって木材を販売加工する会社。
道産木材を使用した家具や木工小物の製造販売、木工教室、ワークショップ等にも取り組んでおり、会場には三代目が手掛ける木工作品が並びます。

寄せ木製品が多く、一般的な寄せ木では直線的なデザインとなるところを独自の製法を用いて柄を曲線に仕上げたデザインの品も多くあります。

ネックレス、ブローチ、イヤリングなどのアクセサリー類や、ネクタイピン、ボールペンのようなビジネス向きの品、一輪挿し、カトラリー類など日常に暖かみのあるアクセントを与えてくれるラインナップが揃います。

特徴的な品物としては伊達市産の藍を用いた藍染めのヘアゴムや、「スタビライズドウッド」を使用した品。

スタビライズドウッドとは、木材を染料を含ませた液状の樹脂に浸して真空近くまで減圧し、木材内部の隙間に樹脂が浸透してから硬化させ、木材を圧力をかけて強度と防水性の向上と木材の中まで色を浸透させる加工を行った材で、寄せ木製品では天然木には無い色が映えるのが特徴で、少数生産の希少な品です。
「日本のものあわせ」は大丸札幌店7階催事場にて4月7日(月)まで開催。
開場時間は午前10時~午後7時(最終日のみ午後6時閉場)
ご紹介しました3店の他にも、全国から集まった作家たちの手作りの逸品をご覧いただけますので是非足を運んでみてください。
30分限定ラジオ観光大使
放送日:第2・第4日曜 17:00~17:30