FMおたる番組審議会について
2026年2月17日
令和7年度 第2回 番組審議会議事録
1.開催日時
令和8年2月17日(火)
午後2時から午後3時10分
2.開催場所
共育の森学園 2階 207教室
3.委員の出席
委員総数7名
出席委員数3名
中山仁史 委員
田原かおり 委員
鎌田泰 委員
欠席委員数4名
藤森五月 委員
髙野宏康 委員(書面提出)
後藤信介 委員(書面提出)
宮下晃一 委員(書面提出)
放送業者側の出席者氏名
浅原富希子 代表取締役社長
小川徹 エグゼクティブ・プロデューサー
村岡啓介 チーフアナウンサー
馬場倫未
川崎崇志
海老名紘幸 オブザーバー
4.議題
(1)OtaruさわやかEnglish
1月5日(月)6日(火)29日(木)30日(金)7時55分~7時59分 放送分
(2)Cheers! 1月29日(木)17時~19時 放送分
5.議事の概要
上記2番組について審議され、各委員から以下のようなご意見・ご感想をいただきました。
(1)「OtaruさわやかEnglish」について
・英会話講師の昆野さんの英語フレーズの後に、おもてなし委員会の方が続けて発話する構成はわかりやすく、聞き手にとって理解しやすい点が良いと感じた。また、小樽駅や堺町商店街など具体的な地名が出てくることで、実際の案内場面をイメージしやすく、実践的な内容になっている点も評価できる。可能であれば、発音が難しいポイントへの簡単な補足があると、より学びやすくなると思う。一方で、番組で紹介されている「小樽おもてなし英会話フレーズ集」は小樽観光協会のホームページから確認しにくい印象を受けた。トップページからのリンク設置や、番組内での正しい誘導案内があると、より親切だと感じた。また、通勤や開店準備の時間帯という点は良い反面、聞き逃しやすい時間でもあるため、アーカイブやYoutubeで後から聴き直せることを案内すると、番組の価値がさらに高まるのではないかと思った。
・公休日にリアルタイムで拝聴した。このような「学び」になる番組は、学びを目的としない方にとっては放送時間が長い場合は飽きたり中だるみすることがあるかと思うが、「4分間」という短さのため、そのようなことがなく、毎回テーマを絞った内容になっているため、終始興味を持って聴くことができると思う。「小樽おもてなし英会話フレーズ集」の冊子が手元にあれば、より理解できると思うが短めの英会話であり、また、生徒役のおもてなし推進委員会の方が先生に続いて話してくれるので、英語の発音があまり聞き取れない私でも理解がしやすかった。いざというときに使える英会話が多いので「ぜひ話せるようにしたい」と思える番組内容と感じる。
・私は小樽市役所の中で総務部職員を対象とした英語研修の講師を務めているが、社会人が英語を学ぶ際はシチュエーションごとに表現を学ぶことが大切だと感じている。「OtaruさわやかEnglish」は、1)やさしい文法を用い、2)語彙・表現は実生活に即し、3)シチュエーションを設定し、4)音声を提供している、という、初級の社会人の実用英語教材に必要な要素を備えていると思う。観光協会の英語テキストとコミュニティFMとがコラボレーションをするという試みも、小樽の街の連携の力を感じられ、大変良いものと思った。4分という限られた時間で、時間配分に大変ご苦労されたのではないかと拝察する。テキストを手元に置きながら聴いたが、放送で紹介している表現がテキストの何ページなのかを明言していただけるよう、放送とテキストとが一致する構成となるとありがたいと感じた。
・「観光都市・小樽」という地域性を強く意識した、社会的意義の高い番組だと感じた。小樽駅周辺といった具体的なシチュエーションを教材に組み込んでいる点など「勉強」としてだけではなく、実生活ですぐに役立つツールとして捉えることができた。「動きを表す言葉」「お会計時の表現」などテーマを絞り、1回の放送で何度もフレーズを復習する時間が設けられているため、英語が苦手な方でも聞き流すだけで自然と耳に残る工夫がなされていた。ラジオだけでなく観光協会のホームページやスマートフォンで復習できる仕組みを整えている点も、メディアミックスとして効果的。
・とても好きな番組。超短時間・先生だけでなく生徒さん役がいる・地元小樽での実践をふまえた事例・・・どれもとても良いと思う。先生の声がクリアで説明も大変わかりやすい。英語がわからない人にとっては聞きなれない単語や少しでも長いフレーズになると覚えようという意欲がなくなってしまうので、最低限コレを話せば相手に伝わるくらい簡単な言葉を選んでいただけると良いと思った。仕事で海外の方と話す機会のある方やボランティアとして活躍されている方だけでなく小樽市民全員が積極的におもてなしできるようなきっかけになれると良い。
・ 「おもてなし」「英語」をテーマにした企画はとても意義がある。村岡さんの最初と最後の説明が分かりやすい。短時間だが実践的。本当に必要で、使えるフレーズがしっかり丁寧に紹介されていて良い。運河を「散策」(explore)は単語を知っていてもなかなか思いつかなかったので、勉強になった。「信号機」(Traffic Light)、カードをかざす(Hold)も、簡単そうで意外と分からない表現なので、学びになる。小樽観光協会ホームページ「おたるぽーたる」を紹介してくれるのも良い。コーナーがあることを知らなかった。おもてなし推進委員会の方は緊張されている印象。もっと日常会話的にやり取りされても良いかもしれない。
(2)「Cheers!」について
・「辞書を読む」は企画の面白さ、着眼点が素晴らしい。辞書の記述からの展開が深く、聞き入ってしまった。どの音楽も素晴らしい。「面白い言葉み~つけた」等、メロディと言葉が楽しい。流れている音楽もいいかんじ。「オロナイン軟膏」からの「クロルヘキシジン」、「一音一義説」等、ディープな話題が良い。「オン」「オフ」は解釈、説明、話の展開が小川さんにしかできないかんじでとても面白かった。「わらべの調べ」は小川さんの生歌、生演奏にびっくり。FMの音質の良さを実感。選曲、歴史説明も深い。「辞書を読む」は広辞苑以上に、英語のウンチクに魅力、可能性を感じた。小川さんの英語系番組もありかも。
・「辞書を読む」のコーナーは、毎回どの言葉も興味を持って聴きたくなる解説内容ですが、この回の「面白い言葉みーつけた」の二つの言葉は馴染みがない言葉のため特に興味を持って聴き入ってしまう内容だった。「これってなーんだ」「何て説明してるかな」の「オン」「オフ」については、誰でも知っている馴染みのある言葉ではあるが、問いかけになることで、リスナー側は「聴く」だけでなく「考える」ことにもなり、また、深堀りして解説されていることで学びにも繋がっていると感じる。各言葉の解説はどうしても性格上少し硬めの内容になってしまうと思うが、小川さんの分かりやすくもユーモアを交えた解説や最後のオリジナル例文の締めは、硬めの内容をとっつきやすいものにしてくれていて、次回の放送もぜひ聞きたいと思える内容になっていると感じた。「わらべの調べ」は大人になると童謡・唱歌を耳にする機会が少なくなるので、このコーナーの存在は貴重と思う。各曲間のトークでの解説・説明は初めて知る内容もあってそれだけでも聴きたくなるが、何より生演奏することで「ラジオ」という媒体でもコンサートを思わせる雰囲気になっていると思う。これからも良く知られているものから良く知られていないものまで様々な童謡・唱歌をこのコーナーで歌っていただきたい。
・「辞書を読む」は辞書という固いテーマをゆったりと伝えており、言葉を見つめ直す良い機会になっていると感じた。また、インターネットではなく広辞苑を参考にしている点も誤った情報を避けるための配慮として評価できると思う。季節感や時事的な言葉など、テーマ性を持たせる回があってもさらに広がりが出るのではないかと感じた。「わらべの調べ」は、温かさや懐かしさの中に季節感やテーマがあり、まとまりのある構成が印象的だった。後半に歌詞の間違いがあったが、生放送ならではの臨場感として受け止められる範囲であり、生演奏で届ける姿勢は番組の魅力の一つだと感じた。
・「辞書を読む」出会ったことのない単語に出会える学びがあり、私は非常に気に入りました。クロルヘキシジンは化学や医療の分野であるし、一音一義説は語学や文学の分野かと思う。単語が紹介された瞬間、頭の中の自分の既存知識から、なんとか言葉を理解しようとする面白い感覚を得た。逆に、語釈から単語を推測させるクイズ形式の紹介方法も、なじみ深い単語であるのに面白味を感じた。分野が偏ることなく、目新しい単語を紹介していってほしい。「わらべの調べ」ギターの生演奏の温かい音色が大変心地よかった。よく知っている曲だからこそ、曲の歴史、作曲者、歌詞の変遷などを知ると、童謡なのに深みをもって聴くことができた。運転中に聴いていたら、きっと一緒に口ずさんでしまうだろうと想像した。歌詞を間違われたところがあったが、これぞ生演奏の楽しみだと思って、とても楽しく聴かせていただいた。
・「わらべの調べ」童謡を紹介する番組だが、単に曲をながすだけでなく、その背景にある歴史を丁寧に解説している点が素晴らしい。「鳩」の歌詞がどう改変されたかという比較は、非常に興味深く、童謡を通じて日本の歴史を知る機会を提供している。「節分」を意識して「豆まき」を選曲し、さらにそこから「鬼」つながりで「桃太郎」へとつなげるという、連想ゲームのような選曲構成も見事だった。落ち着いた語り口も、番組の雰囲気と非常にマッチしていて素晴らしい。「辞書を読む」「広辞苑を読み、言葉を紹介する」という、一見地味なテーマを、パーソナリティの語り口と独自の視点で極上の知的エンターテインメントに昇華させていると感じた。「クロルヘキシジン」や「一音一義説」といった馴染みのない言葉選びのセンスに加え、日本語の奥深さを再発見させてくれた。「パーソナリティオリジナルの例文です」「クロルヘキシジン取って」など日常のユーモアを交えた例文は思わず笑ってしまった。ラジオならではの「言葉による想像力」を活かした内容で聴きごたえがあった。
・ 「辞書を読む」ラジオに適したテーマでとても良いと思う。言葉から得られる情報を想像しながらじっくり聴きたいので前半のバックで流れる音楽はない方が良いと感じた。CM後の音楽はとても良いと思う。言葉は時代と共に捉え方が変わっていくものであり、普段何気につかっている言葉であっても実際に意味を説明することが難しいものであったり、辞書特有の表現の面白さがあるので、これからも続けて欲しいと思った。「わらべの調べ」小川さんにぴったりのコーナーだと思った。二番以降の歌詞を知らないことが多いこともあり興味深く聴き入った。つくられた時代や歌詞独特の言い回しが楽しかったり切なかったりする童謡をおがわさんの生歌で届けてくれることが魅力を増している。これからも楽しみにしている。
続いて、局全体へのご意見・ご要望を受け、FMおたるの取り組みについての説明がなされ、番組審議会を終了しました。